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また名匠が

 投稿者:しののめ  投稿日:2009年 6月 3日(水)07時40分58秒
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  大映のライティングを支え続けてこられた名照明技師の中岡源権さんが胸部大動脈りゅう破裂のため亡くなられました。享年80歳。亡くなられたのは3月のことだったようです。

古くは長谷川和夫からカツライスの全盛期時代を支え、大映倒産後は映像京都を拠点に活躍されました。山田洋次監督とのタッグで日本アカデミー賞最優秀照明賞に輝いたのはまだ記憶に新しいところでした。吉右衛門版鬼平犯科帳でもシリーズ初のスペシャル「兇剣」と五郎蔵加入編「敵」のみ参加されました。兇剣では藤岡琢也扮する高津の玄丹の「表の顔と裏の顔」を見事にライティングで表現されていました。

他にも「御家人斬九郎」「夜桜お染」「盤嶽の一生」などフジ水曜時代劇終盤の諸作では獅子奮迅のご活躍でした。シャープな明暗だけでなく濃淡で自然美を浮き立たせる手法などはまさに映像のマジックといった感じでした。ザンク後期シリーズOPで逆光の灯篭の陰から飛びかかる刺客の図などは眠狂四郎や座頭市でも使われた手法ですがまさに「様式美」そのものでした。氏は亡くなられましたが、映像京都には中岡氏の照明技術の系譜は今もなお脈々と息づいてます。ご冥福をお祈りします。
 
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